今年の平和宣言「被爆者の我が子を思う気持ちを」広島市松井市長

今年の平和宣言で広島市の松井市長は被爆者の体験談から我が子を思う気持ちを盛り込みたいと述べました。

毎年8月6日の平和式典で読み上げられる平和宣言は広島市の松井市長や被爆者らが意見を出し合いながら内容を決めています。

2回目となる11日の懇談会で松井市長は核兵器廃絶に向けて国際社会の叡智を結集する重要性のほか、被爆者の体験談から子どもへの健康被害などを心配する気持ちを盛り込みたいと話しました。

(松井市長)
「原爆投下が自分を超えて次の世代についてまで心配しないといけないというものであるということを今回言いたい」

平和宣言はこれまでの議論を踏まえて来月中旬の懇談会で松井市長が文案を提示する予定です。