緊急事態宣言解除後初の夜「喜びと不安」広島

(どんたく本店末永正店長)
「うちのお店に足を運んでいただけるような状況になってきたということに関しては大変ありがたく思います。これからも頑張っていかないといけないなという気持ちも新たになっております」

緊急事態宣言が解除されて初めての夜。広島市中心部の飲食店では21日約1カ月半ぶりの営業再開にむけ準備が進められていました。

ただ、県が広島市と東広島市・廿日市市の飲食店に対し、来月11日まで営業や酒類の提供時間を短縮するよう要請。

このお店の営業も午後8時で終了したということです。

(末永店長)
「完全解除というわけではないので、今後のことを踏まえた上では不安がいっぱいといった状況ですね、
今の状況、コロナ禍で感染を防ぐということに関して言えば、必要なのかなと思う」

こちらのお好み焼き店も午後8時までの時短で営業を再開。

(利用客)
「待ちわびとった、全然飲んでないからQ:どうですかお店で飲むビールは?最高ですね、最高です」

久々に外で飲めるお酒に喜ぶ利用者がいる一方、店長の思いは複雑です。

(お好み焼き・鉄板焼き 勝ちゃん田﨑勝議店長)
「やっぱり時間が短すぎますね、せめて10時ぐらいまでとかに伸ばしてもらえればよかったと思うんですけど、
サラリーマンさんは仕事が今終わって、終わってすぐもうお酒が飲めないという感じが多いので…」

お店を再開しても「稼ぎ時」の時間帯は営業できないからです。

(店長)
「とにかく早くコロナが収束して、お客さんが戻ってきてくれて、日常の生活ができるようにみんなが協力して
この飲み屋街が復活して活気が戻ればいいなと思います」

一方、県の要請をうけない福山市。多くの店が通常通りに営業を再開しました。

(高橋勇介記者リポート)
「緊急事態宣言が解除され福山市のホテルではビアホールがオープンしています」

本来なら先月10日から営業するはずでしたが、緊急事態宣言などで延期され、21日、2年ぶりにオープンしました。

席数を例年の3分の1に減らしたほか料理やお酒をワゴンで運ぶサービスを追加するなど新型コロナ対策を行っています。

そしてこんなサービスも…

(福山ニューキャッスルホテル荒木良安総支配人)
ワクチンの接種完了された方にも割引をさせていただくというご用意もさせていただいております。

2回のワクチン接種を終えた人には通常5000円の料金を4200円にする「ワクチン割り引き」も始めました。

(利用客)
「飲める人にとってはとてもいいんじゃないですかねこんなパネルがあって感染防止の対策にはなってますし」
「安心感がありますねやはりたのしくのめてうれしいですね」

(福山ニューキャッスルホテル荒木良安総支配人)
「感染対策を万全にいたしましてお客様をお迎えさせていただいておりますのでどうぞご安心してお越しいただきましてホテルの料理、ドリンクをお楽しみいただきたいと思います」

このビアホールは9月末まで営業する予定です。