毎年春とともにツバメがやってくる東広島市のおうち。ひなを救おうとあるものを作ったそうですが…果たしてひなは無事に巣立ったんでしょうか。
今まで、20羽以上のツバメがここで生まれ、巣立っていきました。東広島市に住む沖田つばささん(36)。
7年ほど前から自宅のあちこちにツバメが巣を作るようになったといいます。
(沖田つばささん)
「(今年も)赤ちゃんが生まれてずっと家の中からみんなで静かに見守っていました」
しかし、半月ほど経ったある朝地面に落ちた巣を発見。
幸いひなは無事でしたが、沖田さんはどうしても放っておけず“ある方法”で救出することを決めました。
(佐藤弥生記者リポート)
「物干しざおの上につけられたこちらの小さな箱。ツバメの家族のために作られた手作りの巣なんです」
小さな箱に新聞紙と落ちた巣の破片を詰め込んで巣を作ったのです。
作戦は大成功。
ツバメは人のにおいを嫌うと言われますが親鳥に見事“新居”として選ばれました。
(沖田さん)
「うれしかったです、正直に涙が出そうなくらい「来た来たお母さんとお父さん戻ってきたね」っていう話をして喜びました」
小さな奇跡によってすくすくと育った2羽のひな。ついに巣立ちの時を迎え青空に羽ばたいていきました。