広島空港が民営化「事業として成長していかなければ」

中国地方の空港としては初めて民営化された広島空港。早朝から式典が行われるなど新たな一歩を踏み出しました。

(広島国際空港 中村康浩社長)
「安心安全を第一により快適でより便利な空港を目指してまいります」

午前7時すぎ空港では民営化初の利用者に記念品が手渡されました。

空港の民営化は全国で6例目で広島銀行やマツダなど県内外の16社が出資する「広島国際空港」が30年間の運営権を取得しました。

これまでは国が滑走路を管理しターミナルビルなどは民間が運営していましたが、今後は一体化します。

2階ロビーには三原市の八天堂など新たに3店舗がオープンし、商業エリアは今後も段階的に拡大される計画です。

(中村社長)
「いよいよ民間運営、完全なる民営化がスタートします、空港全体の管理をしていくとともに運営するだけではなく事業として成長していかなければなりません」

広島空港では路線数を拡大し30年後に国内外あわせて現在の2.5倍となる30路線、年間586万人の利用を目標にしています。