”宣言”解除初日の広島 動物圓も居酒屋も再開

【都築亮輔 記者】
「午前9時の広島駅です、人通りも多く普段通りの朝を迎えた雰囲気です」

あわだたしく職場などに向かう人の姿が目立つの広島駅。
広島に出されていた緊急事態宣言が解除され、普段の風景が戻りつつありました。

【60代会社員】
「(通勤する人が)若干増えたなという感じはするけどそれほど大きな変化は感じません。
オリンピックもどうなるかわからないし気分的には切り替えっていうのはまだない」

原爆資料館など広島市の施設も、およそ1カ月半ぶりに再開しています。

【原爆資料館 滝川卓男館長】
「(再開を)大変待ちわびておりました。休館は3度目だったんですけど、
それまでに考えうる対策はうってきたつもりですのでそれを引き続き続けていきたい」

広島市では474の施設がきょうから順次再開をしますが、
遅くまで開いている施設については午後8時までに開館時間を短縮するということです。

【斉藤俊幸 記者】
「臨時休園していた、安佐動物公園に親子の姿が戻ってきました」

安佐北区の安佐動物公園も営業を再開しました。

【来園していた子ども】
「トラとライオンとヒョウとチーター見に行こうって。次はライオン見る」

【安佐動物公園 南心司園長】
「動物園広いですからしかも屋外施設ですから
距離を空けて観覧してしただければそれだけの余裕は十分にあります」

また臨時休園の間に、あるうれしい出来事も…

ピンク色のフラミンゴの中に混ざって、灰色の小さなヒナがいます。

実は臨時休園中にオオフラミンゴの赤ちゃんが3羽誕生したんです。
赤ちゃんのお披露目もあり、園内には久しぶりに子どもたちの楽しそうな声が響き渡りました。

【三和酒店】
「お世話になります三和酒店ですビールをお持ちしました」

一方、福山市の居酒屋に届けられていたのは瓶ビールです。

広島市や廿日市市、東広島市をのぞく県内では、21日から
酒を提供しての通常営業ができるようになりました。

【季酒 森本新次店主】
「やっぱりビールですねこれから暑くなってくるんで
これが売れるというのはいいですね」

この店はきょうから夜の営業を再開。
ビールサーバーにビール樽をセットするのも、およそ1カ月ぶりだということです。

緊急事態宣言などの影響で、年間の売り上げは例年の半分まで減少したため
通常営業の再開に期待を込めます。

【季酒 森本新次店主】
「待ちに待ったという感じですね。かといって緊急事態宣言あけたからわーっと騒がれても怖い部分もありますし。
いかに距離感保ちながらいい塩梅で営業できるのかなというところですね」

こちらの店では、ワクチンを接種した人には割引するサービスも始めたいということです。