サッカースタジアム建設予定地から過去最大級の被爆遺構 広島

サッカースタジアム建設に向けて準備が進んでいる広島市中区の中央公園広場で過去最大級の被爆遺構が見つかりました。

広島市によりますと見つかったのは戦地に軍需品を運ぶ役割を担っていた「中国軍管区輜重兵補充隊」施設の被爆遺構です。

広島市は原爆投下前に撮影された航空写真などからサッカースタジアムの建設予定地である中央公園に被爆遺構が埋まっている可能性が高いとして去年10月から発掘調査を行っていました。

対象エリアは被爆遺構の発掘調査としては最大級規模の1万4千平方メートルで、軍馬の厩舎や水路などが見つかったということです。

調査は来年3月末まででサッカースタジアムの建設は予定通り行うとしています。